Meeting of the Hearts / 山口ミチオ

山口ミチオの音楽や録音や、日々の出来事を思いつくまままったりと。

IK Multimedia iLoud レビュー

イタリアから荷物が届きました。「何をたのんでいたかな?」と考えながら送付状をみますとIK Multimdeia。イタリアからiLoudが直送されてきました(笑)。

どこでも使えるスタジオモニターとして、今年の最初の方でしたか、楽器ショーにて紹介されていましたiLoud。発売が伸びに伸びましたね。「10月に送りますね〜」とメールが来てたことを思い出しました。日本では11月末ぐらいに販売の予定だとか。

iPhoneとCDを鳴らして簡単レビューです。比較するのはSONY ZS-M5。レコーディングスタジオ御用達としてZS-F1とあわせて未だ人気機種。

iPhoneと接続用に4ピンのミニプラグケーブルが付属します。付属品はこのケーブルと電源アダプターといたってシンプル。

鳴らしてまず感じたのは、とてもハイファイな最近はやりのサウンド。最近のヘッドフォンに良く似ているように思います。低音はかなり出ています。背面の小さな穴から勢いよく空気が噴出されます(笑)。

音量ですが、ある程度大きくなると飽和したような感じになり、詰まって歪んでしまいます。この小さなボディからすると十分過ぎる音量でうるさい!ぐらいの音は出ています。

ボリュームは前面の丸いノブ。EQの調整は出来ません。1周以上回りますので今はどれぐらいのボリューム、というのはわかりません。左に回して赤い輪っかのLEDが点滅でゼロ。右に回して赤い輪っかが点滅でフルボリューム。日本人には無い感覚ですね(笑)。

私の耳にはハイがきつい。ツイーター部にティッシュを張ってハイを低減です(笑)。ツイーターの指向性は鋭いようで、少し上に向けてあるのでしょうか。iLoudのスピーカー面の真正面より少し上の位置で良く聞こえるようになります。デスクトップに置いてちょうどよい角度になるようになっていて好感が持てます。

ZS-M5はスピーカー面の真正面ではっきりくっくり。iLoudとZS-M5と比較してみると、ZS-M5は少し古臭い音にも聞こえます。Sonyらしいふわっとした広がりのある中音域に対してiLoudはすっきり。ZS-M5よりドンシャリと言えます。辛口でいうとZS-M5はリッチだけど古臭い音、iLoudはドンシャリ。どっちが良いかは難しい所です(汗)。

背面です。inputはミニジャック端子。付属の4ピンのミニケーブルを使用しiPhoneと音声のやり取りができるGuitar/Mic端子。iPhoneへ音声を送るGain。ブルートゥースのペアリングボタン。Power/バッテリー兼用のLED。on/offボタン。アダプター端子となります。私のiLoudはLEDがうまく機能していないようで、LEDがいつも緑色でフル充電状態になっています(笑)。バッテリーフルで、最大音量の稼働は3時間。普通の音量なら10時間ほど動くとのこと。

次は、楽器をつないで鳴らしてみます。野外で使えるバッテリー駆動のアンプとして購入したiLoudがどんなふうに使えるのか。もっと試してみたいですね。