Meeting of the Hearts / 山口ミチオ

山口ミチオの音楽や録音や、日々の出来事を思いつくまままったりと。

野外即興 Meeting of the Hearts 第28回

舞鶴市の葦谷砲台跡に即興演奏の収録へ。明治時代、軍事拠点の舞鶴を守るために陸軍が砲台を設置。日清戦争が終わり次なる脅威はロシアの戦艦でした。が、第二次世界大戦になり航空機での戦争へと変わり砲台は活躍することはなかったそうです。

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2014年の槙山・金岬(かながさき)砲台に引き続き今回は葦谷砲台。舞鶴湾の北入口、国見山の頂上に位置します。ふるるファームの駐車場から国見山の頂上を目指します。ネットで調べますと瀬崎トンネルをくぐって舞鶴発電所の北側から登るのがおすすめとのことでしたが、私は駐車場横の道を車で行けるところまで。ほとんど使われておらず参道は荒れてはいますが舗装はされています。歩くこと30分、国見山の頂上へ。美しい棲息掩蔽部が見えてきます。
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棲息掩蔽部の上の展望台から若狭湾と冠島を臨むことができます。左手に伸びる博奕岬は今でも重要拠点の一つで自衛隊の管轄。まずは展望台で収録を開始です。
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次に掩蔽部の前で収録。緑が生い茂る中、朝日が差し込んできます。AM7:00。
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収録を終えて発電所の西にある浦入(うらにゅう)砲台の探索へ。浦入砲台へはアクセス路がありません。舞鶴発電所が作られたときに軍道も無くなったそうです。場所に当たりをつけて林に分け入ります。歩くこと10分。竹藪の中に遺構を見つけましたが、棲息掩蔽部とは違うような…。周りを見渡してもそれらしいものは見当たりません。見えるのは竹ばかり。迷って車まで戻れないのは困るのでこの日の探索はここまで。
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帰ってきてから調べたところ、私がたどりつけたのは浦入砲台ではなく海軍の浦丹生水雷衛所。砲台は水雷衛所の南にあるようです。浦入砲台の探索はまた機会を改めて。迷走しないよう目印のリボン必須です(笑)。
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