DAW環境 Windows7からWindows10へ
ProTools2019などWindows10でないと動かないアプリケーションもあってOSの移行を少しずつ。Windows7で動いていたオーディオI/OがWindows10だと怪しい…。
多チャンネル録音で未だHD24を回しますが単体でモニタできない謎仕様(笑)。確認用のモニタとバックアップを兼ねてノートPCへの送りで使っているのがLightbridge。WIndows7だと安定動作。先日Windows10での動作テストを兼ねて収録のバックアップ機としてLightbridgeを使用したところ途中からProToolsのメーターだけフリーズ。エラーメッセージも出ずに回っているので「もしかして録れてる?」と期待しましたが、フリーズしたところから無音…(笑)。
Alpha-LinkのMADI環境も模索中でMadiXtreme64をポチっと。掲示板を見るとWindows10では動作がやばいらしい。海外ではMadiXtremeのユーザーも結構いるようですが、SSLは開発中止のご様子。MADI-PC間のインターフェイスはUSB接続になってきているような感じです。
なんでも最新アプリやOSであることもないし、安定して動くならWindows7環境もしばらくは使っていくのが良いのでしょうね。
Telefunken ハンダ
マイクキット組み立てなどに使おうとTelefunkenのビンテージハンダを購入。重さ1kgで太さは1mm。1950年代の製品とのことですが詳細な製造年は不明。製品を巻く紙に書いてあるらしいのですが送られてきたのはハンダのみ。Telefukenの封印は切られずについてるのでフェイクではないと思いますが…(笑)。
MADIのディジーチェーン
MADIの概要 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
最大64チャンネルのMADIデータ伝送は75 Ωの同軸(標準のBNC)、またはオプティカル(デュプレックスSC)ファイバー・ケーブル一本だけで行われます。従来のアナログ・マルチケーブルによる伝送を、低コスト、容易なメンテナンス、より高い柔軟性で効率的に行います。
Alpha-Link Live-Rは24chのAnalog-MADI-AES/EBUオーディオインターフェイス。ライブ録音用にあと8chばかり増やしたいところで情報を探していました。LynxのAES16を2つ使うなども考えましたが、うちのAES16はPCIバスとちょっとレガシーなのでMADIにできないか画策。
規格によればケーブル一本だけで64chをAlpha-Link Live-Rと他のオーディオインターフェイスを抱き合わせて使えるんじゃないの?MADIのディジーチェーン接続してアナログマルチのように使えるはずじゃ!と思ってましたが、そんなに甘くない…(笑)。
「この機種(Live-Rのこと)のMADIはディジーチェーン対応ではございません。MADIの中身を簡単にご説明しますとアナログ24ch+AES/EBU24ch=48chが占有しており、余りのch部分はコントロール信号が使用しています。」とSSLの方に教えていただきました。
私のLive-Rは思ったほどの柔軟性は無いということで期待していた「ディジーチェーンしてインプットchを増やすこと」はできないことがわかりました。メーカーにもよるでしょうがディジーチェーン対応のMADIインターフェイス製品はかなり少ないように思います。MADI ディジーチェーンについての備忘録でした。
Fostex T-7の分解 (TH-7B / TH7)
Fostex T-7Mを踏んでしまいハンガーが折れてしまいました。現行品のTH7で代用も考えましたが、部品の供給がイヤーパッド程度しかありません。なかなかカスタマイズができないと言われているT-7やTHシリーズ。ドライバとハウジングがどう繋がっているかの備忘録です。
ハウジングとハンガーがしっかりと止められています。ハンガーをハウジングから抜くときに力が要りますが、強くやりすぎるとハンガーが折れますので注意。
ハウジングからドライバユニットを外すのが一苦労。ハウジングの4か所に穴があり、ドライバユニットの爪がしっかりと引っかかっています。ハウジングの外側の隙間にマイナスドライバを差し込み爪を内側へ少しずつ押さえていきます。この時にハウジングは歪むし傷もつきます。美しく外せる方法が無いか思索しています。
TH7などと大きさは変わっていません。手持ちのTH-7Bの紫ケーブルの交換、低音も抑えたい。ハウジングからドライバユニットをきれいに外す方法を思索中。MDR-CD900STのようにハウジング内にミクロングラスを入れるのが良さげ。ハウジングに鉛を張る、レゾナンスチップを張るなども検討しています。
Sony MDR-CD900ST 部品交換
SONY MDR-CD900STの部品交換の備忘録です。2回に分かれて交換することになりました。
■1回目の交換部品
イヤーパッド
ウレタンリング
折り畳みスライダ
部品を交換してテスト試聴。以前に交換した時も思いましたが低音が出る出る。私は少しウレタンがヘタっている時の音が好きなので、使用しながらヘタるのを待ちます。
密閉型ですがハンガー横に小さな空気抜きの穴があけられています。貼ってあるフェルトを針で空けると音が変わるらしいのですが、やめときます(笑)。製造時期によって●だったり楕円だったりするそうです。私のCD900STは●。反対側の穴は内側からテープでふさがれています。折り畳みスライダは便利。側圧がかなり上がりますので低音が出るようになるかもしれません。
■2回目の交換部品
ドライバユニット
セグメントレジスタ
ウレタンリング
先のパーツの交換で音が変わってしまいました。現場にあるCD900STと比べるとハイが出ないのでドライバユニットも交換することにしました。CD900STはマイナーチェンジはしていないと開発者のインタビューがありましたが、部品の取り付け方法などで少しずつ改良が加えられているようです。
ドライバユニットの周囲に複数の穴が開いているのですが、2つだけ開放されていてあとは紙で塞がれています。前面板に固定される向きが初期のモデルと現行品とは大きく違うようです。
穴2つの向きが、私のはLRとも後ろ向き。現行品はLが後ろでRが真上。
ドライバユニットの交換の際、元通りに戻しましたがフォーカスは良いけどLRの広がりがいまいちになりました。ドライバユニットのエージングが足りないのかも?とか考えましたが、現行品と同じにして様子見です。
セグメントレジスタも汗で汚れているので交換。現行品と貼り方が違うようです。レジスタは表裏があって裏がつるつるになっています。私のはつるつる面を接着してありました。現行品はつるつる面を接着します。接着剤の塗り方も現行品はレジスタに接着剤をどばっと塗って接着するようですが、私のは前面板の穴を避けて接着剤が塗ってありました。前面板に貼ってある4つの小さな謎のテープがありますが現行品はテープが無いのかもしれません。
音質面を大きく左右するミクロングラスとウレタンリングも交換です。ミクロングラスを新品に変えましたら低音が締まりました。もろもろの部品交換に時間がかかりました。部品代も。新品を買った方が良かったかな~と思いつつ、20年以上使ってきた愛機。もう少しいろいろ調整してみます。
野外即興 Meeting of the Hearts 第40回
先月に引き続き南山城村で野外即興の収録です。場所は大河原発電所。大正8年(1919)から稼働する水力発電所。もうすぐ100年。上流の堰堤から発電所の裏山に1kmのトンネルを通じて取水しています。発電所から堰堤の間の木津川は明神の滝といわれ川幅が狭く急流になります。
前日夜から前のり車中泊。笠置キャンプ場で夜桜撮ってから今月オープンの南山城の道の駅で睡眠。日の出時間に発電所へ向かいます。大河原発電所は建屋だけでなく、裏手の貯水池も美しい。前に来た時より貯水池の水位が低め。オーバーフローから落ちる水の画を期待していましたがそれは今回は得られず。
前回はオーバーフローから流れる水が見れました
VR動画
ウグイスの鳴き声と演奏、そして朽ちかけの桜、美しい発電所の建屋。素敵なロケーションです。
野外即興 Meeting of the Hearts 第39回
南山城村の恋路橋で野外即興の収録です。南山城村は京都府の南東端。加茂-笠置から木津川に沿って伊賀上野への街道の途中に位置します。JR関西本線で加茂駅からディーゼルカーに乗って大河原駅へ。架線もなくレールだけの軌道は美しくて好きです。昨年駅の北側にR163のバイパスができて駅前の道は閑散。秘境駅のよう。
明治に作られた木津川鉄橋。美しい3連トラス
大河原駅を出て右側の木津川に降りる道へ。すぐに恋路橋に到着です。恋路橋は沈下橋。大雨になると水の底。戦前は渡船で行き来していたようです。戦時中に架橋。両岸を結ぶ重要な橋となりましたが、上流に高山ダムができ大河原大橋がかけられ役割が新しい橋へ移行されました。中州に降りて野外即興の収録を行いました。木津川のゆったりした流れる水音が聞こえてきます。ウグイスなどの野鳥の鳴き声も。恋路橋は生活道路なので収録中も郵便配達のバイクや車、宅急便のトラックなどが通っていきます。
恋路橋での収録を終えて恋志谷神社に向かいます。恋路橋の南側は「北海道」という地名。街道=海道。笠置から伊賀上野へ抜ける街道筋からの地名でしょうか。後醍醐天皇を慕って笠置にやってきた寵姫の伝承が恋志谷神社の由来。明治期になってこの地に移されたらしい。
続いて大河原発電所にも寄ります。大河原発電所は大正8年に作られた水力発電所。いまも現役で稼働中。近年につけられたと思える換気口フードがなんか可笑しい(笑)。
裏手には水をたたえた貯水池。とても美しい。
RICOHのTheta Sがやっと届きました。次回の野外即興より使用の予定。演奏中の私の視点も収録できるので面白い表現ができそうです。
RICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球カメラ 910720
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